舞台「火星水族館」観劇

あゆみんこと村田あゆみさんがゲスト出演した演劇ユニット『宇宙食堂』の舞台『宇宙食堂/メニュー#03「火星水族館」〜2072年、惑星探査ロケットで君とランデブー〜』の最終公演を観て来ました。
過去に出演したセーラームーンミュージカルは観ていないので、あゆみんのお芝居を観るのは今回が初めてです。
また、最近は観劇が趣味なので、とても楽しみにしていました。


有志フラワースタンド


会場は東京芸術劇場の小ホール1。
大ホールは何回か入ってますけど、小ホールは初めてです。
センターに通路が1本通っていて、客席は普通のパイプ椅子の造り。220席でした。
私の座席は最前センターの下手側通路席で、後々お芝居を味わい尽くすことになる素晴らしい席でした。


【出演者】
伊丹孝利/ささきくみこ/結束友哉/西田妙子/ランディ井上/天野有希子/さくらまき
村田あゆみ(セルワールドエンタテイメント)/久野一洋(劇がく杜の会)
塩崎こうせい(X-QUEST)/宮原弘和(劇団大富豪)
大沼優記(夢のミルクこうじょう)/坂田聡司/豊島武人
吉田麻子/かねしろまなぶ/田村康太郎/福田雄介
永井麻恵/山下裕子/加藤なぎさ/萩乃水城/山本由紀/雪村メイ



★ストーリーのあらすじ★
2072年、選抜された宇宙飛行士たちが、国際宇宙船「ゴダード」号で火星に行き、火星の資源を利用して火星を人類が住める環境にするミッションのお話。

前半は、このミッションを任せる宇宙飛行士たちを選抜する試験にまつわる地球での話。
後半は、火星で火星人に襲われる緊急事態の話。



★感想★
開演直後のしっとりムードから、いきなり殺陣やダンスが始まって、しかもワイヤーアクションまであって、なんじゃこりゃー!?って感じに度肝を抜かれました!笑
この時は何を意味しているのか全く分からなかったのですが、お芝居の終盤に謎が解けました。

序盤はコメディタッチだったのが、中盤以降段々とシリアスムードになっていって、終盤はめちゃめちゃシリアス。
最後は悲劇で終わってしまうんじゃないか?とハラハラしていました(・ω・;)(;・ω・)
めでたくハッピーエンドで良かったです(*^_^*)



あゆみんは、椎名アオイと藤堂アカネの二役を演じていました。この二人は腹違いの姉妹ということが最後に明かされます。
二役で衣装が違う上に、何度も役が入れ変わるので、衣装替えが何度もあって大変そうだなと思いました。


アオイは重い病気を患っている娘で、どこか儚げで穏やかで優しいけれども心に強さを秘めている。そんな感じが上手く表現されていて、普段感じるあゆみんとは全く違う雰囲気を放っていて、一瞬別人かと思ってしまうほどでした。
落ち着いた演技がとても新鮮で印象的で、今まで私が知らなかったあゆみんの魅力をまた一つ知ることが出来ました。観に来た甲斐があったです(*^-^*)


一方のアカネは、アオイとは一転して、ちょっとワガママで元気なじゃじゃ馬娘。
こちらはしっかり声量が出ていて、キレの良い動作が素晴らしかったです。コロコロ変わる表情の変化が見ていて面白かったです。
感情の込め方も結構出来ていましたし、殺陣の動きもなかなかでした。ダンスが他の方々よりもとても上手かったです(≧ω≦)b
舞台上でとても大きく光輝いていました☆
あゆみんを間近で真正面で観られた時は物凄くドキドキしました(*/ω\*)


挿入歌の『星空の子供』も素敵でした(*^-^*)
サントラ買いました♪『Space Angel fish〜マーズ・アクアリウム〜』聴きまくります♪


あゆみんは真面目で頑張り屋さんな性格ですから、きっと物凄く一生懸命練習したんだろうなぁ。あの小さな体に物凄い力を秘めていて凄いと思いました。あゆみんがベスト女優(≧ω≦)b
もっと深い感情表現が出来たら、凄い役者さんになるんだろうなぁ。また舞台やって欲しいです。
今回、歌手・声優・パーソナリティ以外の姿を観られてとても良かったです。幸福感でいっぱいです(*^-^*)
今日のあゆみんの姿を見て、私も頑張ろうという気持ちになりました!
サインと写メと握手もありがとうございました♪とっても嬉しかったです(≧▽≦)/


サントラのジャケット裏にサイン



さて、私から観たベストアクターは主役の伊丹孝利さん。
伊丹さんは全体を通して演技にムラがなくて素晴らしかったです!
中盤、トウゴの宇宙放射線白血病が発覚した後のトウゴとの会話の場面で涙が流れました。
終盤、アオイとの会話の場面でも涙が流れました。
ストーリー的にも山場だったということはありましたが、入り乱れた感情を素直に表現されたら泣かずにはいられません。この場面の伊丹さんの涙が印象的でした。


それから、序盤は目立たない脇役と思っていた、塩崎こうせいさん演じるハチローが、実はかなり重要な人物だったことに驚きました!推理モノで、終盤に意外な人物が関係してきた…そんな感じ。
火星到着後にかなり存在感を見せていました。セリフ回しも動きもどれも上手くて、印象に残っています。


他の役者さんたちも光った演技をいくつも見せていて良かったのですが、書ききれないので割愛します。ごめんなさい。
でも、皆さんに心からの拍手を送りたいと思います。
1回しか観られなかったのが残念でなりません。

あとそれと、度々登場した火星の王室遣いの二人のダンスがとても良かったと思います。優美でした(*^_^*)
大勢でのダンスも迫力があってとても印象に残っています。



それから、素晴らしかったのは演者だけではありません。
演出面でも色々と工夫が凝らされていて感心しました。
舞台下の客席に報道陣に扮した役者が現れたり、舞台上から客席のセンター通路を演者が勢いよく走り抜けた時にはもびっくりして興奮しました!
最前通路席だったから、諸に風圧を感じてとても臨場感がありました。数回客席から現れた時にも興奮!
かなりお得でした。笑

また、舞台セットもなかなか良く出来ていたように感じます。
収納式の階段の仕掛けとか。そして、まさか、ワイヤーで吊されて登場とか思いもしませんでした。


脚本も場面の繋ぎが巧くて、テンポ良く感じられました。
火星語?も面白かったです。
初めは何を言ってるのか分からなかったんですけど、途中で気付きました。
日本語を後ろから話してたんですね。

お客さんを飽きさせない工夫がたくさん凝らされていたおかげもあって、全く飽きることなく観られました。
裏方さんにも拍手を送りたいと思います。



出演者の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした☆彡
とても素敵なひとときを過ごせました♪
個人的に天文に興味があるので、より楽しめました。
何度でも観たいお芝居だと感じました。1回しか観られなかったのが本当に残念でなりません。
次回作も観てみたいと思いました。
素敵な舞台をどうもありがとうございましたm(_ _)m


長文な割に大して内容が無いレポ読んでくたさった皆様、どうもありがとうございましたm(_ _)m


次回作にも村田あゆみさんが出演しないかなぁ、というささやかな願望を記してレポを締めたいと思います。



■関連サイト
演劇ユニット☆宇宙食official website
http://www.uchu-shokudo.com/index.html